こんにちは!Ryoです。
今回はアメリカで国家資格してのアスレティックトレーナー、NATA公認アスレティックトレーナーになるために必要な条件についてお話します。
アメリカのAT制度や日本のATとの比較については前回の記事をご覧ください。
早速本題に入ります。
NATA公認ATになるには、以下の5つの要件を満たす必要があります。
- 4年制の教育機関を卒業すること
- CAATE*認定のATプログラムを修了すること
- CPRおよびFirst Aidの資格を取得していること
- 認定ATによる承認・推薦
- BOC exam(国家試験)に合格すること
*Athletic Training教育を管理する組織で、ATプログラムを開講するにはこの組織から大学が承認を得る必要があります。
これらはATを管轄する組織であるNATAによる必要条件となっており、どの大学・プログラムを終了する学生も全員が満たすことが求められています。
特別に難しい要件はありませんが、各項目についてざっくりと解説していきましょう。
4年制の大学を卒業すること
そのままの意味です。
学部学科の縛りはありません。
ただし、ATプログラムに入学するためには事前に取得しておかなくてはならない必修単位がPrerequisiteとして定められているので、必ずしもどの学部学科を出てもそのまま入学できるというわけではありません。
Prerequisiteについては次の記事で書きます。
CAATE認定のATプログラムを修了すること
CAATEというのは簡単に言うと、NATA公認ATを育成するためのATプログラムを評価する組織です。
どの大学のどのATプログラムも、CAATEの認定なしにNATA公認ATを育成することはできません。
そのためNATA公認ATの取得を目指して留学先を探す際には、CAATEのサイトから認定されたATプログラムを選ぶ必要があります。
CPRおよびFirst Aidの資格を取得していること
日本赤十字社が発行する救急法救急員の資格と同様の資格がアメリカにもあります。
この資格を取得しておくことが求められます。
この資格の取得はATプログラムに出願する際に求められる場合もありますので、各大学の情報に注意してください。
僕は幸い、渡米してすぐの今年2月に知り合いのインストラクターのもとで講習を受け、取得することができました。
ただ、ATプログラム開始3日目にも同様の講習があったので、入学してからの取得でもOKなプログラムもあります。
認定ATによる承認・推薦
これはATプログラムのプログラムディレクター(いわゆる学科長)が主に担当する手続きのようなものです。
特に気にせず2年間のATプログラムを修了すれば問題なく承認を受けられます。
BOC exam(国家試験)に合格すること
最後にして一番の難関!
前の記事でも紹介しましたが、アメリカではATは国家資格です。
そのため資格の取得には国家試験に合格しなくてはなりません。
兎にも角にもBOC。
これに合格すれば晴れてNATA公認ATとして活動することができます。
以上です!
僕が実際にBOC examを受験するのはまだ約2年先ですが、少しでも良い状態で望めるように、日々の勉強からコツコツと頑張ろうと思います。
次回はATプログラムに入学するために求められる事前取得必修単位、Prerequisitesについて解説していこうと思います。
これには僕自身、本当に、本当に、、、苦労しました。。。
そんな経験談も交えながらお伝えできればと思います。
最後に、最近の僕の作り置きお弁当を晒して終わります。
今回も読んでいただきありがとうございました!

See ya!
Ryo
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