【近況報告】アメリカ大学院卒業しました+振り返り

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大学院卒業しました!

さてタイトルにあるとおり、この5月にUniversity of South Floridaの大学院を卒業しました!
学位はMaster of Athletic Training、ATの修士号です。

このガウンと帽子着てみたかった

加えて3月に受けたBOC(ATの国家試験)もなんとか無事に合格し、晴れてNATA公認ATCになることができました。

正直自信なかった

長いようで短い2年間でした。準備期間も合わせると約3年の留学生活。
ここまで支えてくれた家族・周囲の皆さんに心から感謝しています。本当にありがとうございました。今後は自分の生き様だけでなく、数字でも形でも少しずつ恩返しをしていきたいと思っています。

進路については決まっており、すでに仕事は始まっていますが、ビザの関係で正式には雇用されていない状況のため明記は避けます。あと1ヶ月以内には正式に雇用&給料振込されるはずなので、そのうち報告します。(別で記事書きます。)相変わらずというか目標・計画通りというか、サッカーのお仕事です。毎日楽しいです。特にこの夏は最高の思い出です。アキレス腱を切り、その翌週に高速道路で鹿さんに衝突し車がぺしゃんこになりました!(これも別で記事書きます…泣)

さて近況報告はざっくりこれくらいに、ここからは留学生活を終えて思うことを箇条書き形式で書き連ねていきます。留学に興味がある・留学中の方々のお役に立てば幸いです。

アメリカ大学院留学を終えて思うこと

  1. 兎にも角にも英語。それ以外は二の次
  2. 留学・学位取得自体はそんなに難しくない
  3. アメリカ留学は高額

1. 兎にも角にも英語。それ以外は二の次

そのままです。英語がどの程度できるかによって、留学の難易度は変わります。
当然のことながら、留学期間中、よっぽど日本人同士でつるまないかぎり生活の中では英語しか使いません。何気ない一言の会話も、レストランでの注文も、友達とのふざけた会話も、英語です。

以前ブログで英語能力の向上には2段階のレベルがあるという話をしました。(そのブログ消えてるけど)
第1段階は、英語を使ったコミュニケーションは可能なレベルだが、ネイティブ相手の場合は相手側にレベル的に少し降りてきてもらう必要があり、また深い会話が難しい。ここまでは独学および学校教育で到達可能だと思っています。
第2段階は、いわゆるネイティブと同様の語彙力に近く、同じ目線で会話ができる状態。ここまで来るとコミュニケーションに支障が出ないのはもちろん、相手側と肩を並べて深い会話ができます。コミュニケーションの質に比例して、留学生活の充実度が跳ね上がります。

この各段階における留学生活の充実度は独断と偏見でざっくりと、
第1段階:50%
第2段階:80%
くらいだと思っています。異論は受け付けます。残りの20%はそもそもの出生環境の違い、英語圏で過ごしてきた年数の圧倒的な違いによるもので、埋めていくには一生かかるような気がしています。例えば、日本出身でない人が、日本のお笑いを100%理解して笑えるかどうか、みたいなことだと思います。

留学生活の充実度を決めるのは、間違いなく英語能力です。留学開始時点では難しいにしても、早い段階で上記の第2段階に到達できると、留学そのもの、日々の生活から得られる経験、楽しさ、交友関係が飛躍的に向上します。これはめちゃめちゃガチです(語彙力)。

自分自身、なんとなく自分の英語に自信がついてきて第2段階に到達した気がしたのは、留学開始から1年半くらいが経過した頃でした。この期間の長さはその人のもともとの英語能力、環境、その期間の過ごし方で変わってくると思います。

2. 留学・学位取得自体はそんなに難しくない

こればっかりは人によりますし、例えばロースクールや医学部といった高度な専門知識が天文学的な量で必要とされる学部には当てはまらないかもしれませんが、この2年間のAT大学院生活で、授業の内容が難しくて苦労したという経験はありませんでした。

個人的なバックグラウンドとして日本でスポーツ系の大学・大学院をすでに修了していたという事実はありますが、それを差し引いてもATプログラム授業の内容はさほど難しくありません。良くも悪くも基本的には「教科書そのまま」です。

苦労する点があるとすれば、先述したとおり英語の部分だと思います。実際に授業で扱われている内容が難しいものでなかったとしても、自身の英語能力の問題で苦労することのほうが多いかと思っています。繰り返しになりますが、英語能力が全てです。

また一般論として、留学・学位を取得すること自体はさほど難しくないと感じています。というのも、授業に出席し、しっかり勉強し、テストで良い点を取れば基本的に単位が取れて卒業ができます。
ハードルが高い部分としては授業中のディスカッションなどがありますが、積極的に入っていかなくてもぶっちゃけなんとかなります。なんとかなっちゃいます。良いか悪いかの判断はさておき、単位の取得には大きな問題になりません。

ただ、先程の話と繋がりますが、単位が取れればそれでいいかと言われればそうではないはずです。それならわざわざ留学する必要がない。こういった授業でのコミュニケーションを発端としてクラスメイトと仲良くなったり、教授との関係性から仕事やインターンシップにつながる、なんてこともあるかもしれません。

少し話がバラけましたがまとめると、
留学して単位・学位を取得すること自体は難しくない。黙って一人で勉強してればなんとかなる。ただしそれでは留学本来の目的達成・充実した留学生活は得られない。ということです。ここでも繰り返しになりますが、英語次第です。

3. アメリカ留学は高額

アメリカ留学には莫大な資金が必要になります。
もちろん奨学金も多くのチャンスがありますし、大学・プログラムによっては州外学生用学費の免除・学費の全額免除の奨学金が期待できる場合もありますが、当然100%ではありません。
自費でなんとかするにしろ、両親等のサポートを受けて留学するにしろ、これらの奨学金をなんとしてでも獲得するための努力はすべきだと思いますが、それでも日本で大学に通うことに比べると圧倒的な資金が必要になります。
またアメリカでは、ほぼ最低賃金であるオンキャンパスのアルバイトを除き、留学生は原則としてアルバイトが禁止されています。

さらに、日本と比較してアメリカは物価も高く、加えてこの円安のご時世です。

留学資金に余裕がない方にとって、アメリカにしか存在しない学問を学びたい・どうしてもアメリカに行きたい理由があるというわけでなければ、学費が一切かからないヨーロッパの国への留学なんかも考慮すると良いかもしれません。こればっかりはシビアです。自分も苦労しましたし、家族には多分に負担をかけてしまいました。

おわりに

僕が2年半の留学生活を通して感じたことを簡単にまとめてきましたが、総じて、留学するという選択をして本当に良かったと思っています。後悔は一切ありません。留学以前から計画していたアメリカのプロサッカー・MLSでATとして働くという目標もスタートラインに立つことができ、ここまでは総合的に見れば順風満帆に来ていると思います。

楽しいばかりではありませんでした。特に最初の1年は英語に苦労し、英語でのコミュニケーションを恐れたり、クラスメイトとあまり仲良くなれなかったり。
しかし自分の英語・スキルに自信がついてからは積極的に自分の生活を充実したものに変えていくことができたと思っています。

USF AT program class ‘23
Inter Miamiでのサマーインターン2022

何度でも繰り返します。アメリカ留学は英語が全てです。これから留学する・留学に興味のある皆さんには、ぜひ渡米前からしっかりと準備をすることをおすすめします。

以上、少し長くなってしまいましたが読んでいただきありがとうございました。
ちらっと触れましたが、最近アキレス腱を切りました。その翌週に鹿と衝突して車を失いました。最高で散々な夏を過ごしています。日本はとんでもなく暑いと聞きました。ぜひ皆さまご自愛ください。

手術しました。早く脱ぎたいこれ

See ya!
Ryo

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